
Jauary 3 2019 かづらをけずりて かがみをうつす(一部)/Silver 950/H23×W105×D110mm/2019年 © Tetsuji SETA
瀬田 哲司 パラレルワールド/併行世界
瀬田哲司は、主にヨーロッパで古い歴史を持つメダルの伝統的で閉じられた丸い形態を、開放的で立体的な二層の構造にするのと同時に、かつては戦争や結婚のような「メダルが作られるべき特別なイベント」を極めて日常的な瞬間に置き換えて、この並列させた2つの瞬間に自然からの要素を加えることで意味を生成しています。このような幾何学的な形と自然から拾ってきた小さな形を組み合わせる独自のスタイルと鋳造技術の高さで、瀬田哲司の作品はコンテンポラリーアートメダルの分野で注目されています。本展では、近年の仕上げの技術をさらに洗練させた新作をご紹介いたします。
*Artsyでもご紹介しています→ https://www.artsy.net/gallery-taga-2/artist/tetsuji-seta
English/日本語
展覧会について (瀬田哲司)
2020年、それはオリンピックとメダルアートの国際会議が東京で開催されるはずだった年である。
メダルには表と裏の二つの面が存在し、それらは交わることなく同時に存在する。メダルのもう一つの面のようにコロナウイルスの来なかった世界が存在しているのだろうか? それはメダルの裏(表?)のように併行に存在している。
私のメダルはその併行世界の関係を少し変容させる。本来同時には見ることのできない表と裏が同じ側に存在したり植物によって繋がっていたりするのである。
「パラレルワールド」は2017年のTeylers museumで開催した展覧会名「Parallel world / Parallelle werelden」と同名でもある。
- 期間
- 2020年 10月8日(木) – 10月31日(土) 13:00-19:00 (最終日は-17:00)
※期間中の水曜・日曜・祝日は休廊いたします。 終了しました - 場所
- GALLERY TAGA2
- オープニングパーティー
- 開催致しません
- お問い合わせ
- info@gallerytaga2.com 田賀