相川 勝  remake / remodel  7 / 2 - 7 / 27
La Grande Lauzade _Le Luc-France_20140604 © Masaru Aikawa

相川 勝  remake / remodel  7 / 2 – 7 / 27

相川勝の個展を開催します。本展では《CDs》と《Postcards》、また初展示となる《Surveillance Camera》を展覧します。
多摩美術大学在学中から「複製」と「身体」をテーマにした作品を発表してきた相川は、2010年より「複製芸術」や「著作権/違法コピー」等に注目して、ロックやメタル等のCDアルバムを肉筆とアカペラにより完全コピーする《CDs》を制作し続けています。また、ネットワークと写真がともに併せ持つプライベートな面と、誰もが見ることのできるオープンな面の両方をありのまま映し出そうとする写真プロジェクトも近年制作。そんな写真プロジェクトのなかから、世界各地の観光名所に設置されたライブカメラを利用して作製したポストカード作品《Postcards》、公共空間から私的空間まであらゆる場所に置かれた監視カメラを利用し撮影された《Surveillance Camera》を展示します。ぜひご高覧下さい。

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展覧会について (相川 勝)

私がCDを複製し続け、ネットワークを介して知人の写真を撮り続けるのには理由がある。それは両方とも瞬く間に消費されていくからだ。一方はデータとして、もう片方はコミュニケーションの痕跡として。
私は私の身の回りの物と人が段々と失われていくように感じ、それに喪失感を覚え始めた。私はネットワーク技術を否定しない。”むしろその恩恵を十二分に受けている”。そして、その喪失感を埋める行為が結果として作品となっているし、そこから更に新しい、面白い方法を探している。
私は現在の身の回りで加速する消費速度に恐怖を感じている。それはもしかしたら、「好きな曲だけダウンロード」や、Facebookの「いいね!」など小さなことかもしれない。しかし、その行為の裏にある理由に気付きにくくなっている。
ネットワークの技術の発展により著作権やプライバシーの権利が問題となっているが、法的にも完全な線引きが出来ないグレーな状態である。それはネットワーク技術の中で人間と人間の感情の衝突が起因しているからだ。
私はただその現状を面白く「ありのまま」映し出すことに興味があるのかもしれない。 (ーアーツ前橋「Arts meets 02」より)

今回初めて展示される写真の作品は、携帯端末やネットワークの発達に伴なう、「撮影する(される)」こと「見る(られる)」こと、そして「公開する(される)」ことへの意識の変化を写真作品として提示している。
写真はネットワークに接続された携帯端末と、web上で公開されているライブカメラとを接続し、作者手製のピンホールカメラ装置を用いて、携帯端末の光だけで撮影されている。作者の視点、被写体の視点、そしてカメラの設置者の視点が入り組んだ写真作品となっており、被写体はカメラからの視点を認識することなく撮影されている。そしてその視点はwebを通じ世界中に向けて公開されている。

期間
2015年 7月2日(木) – 7月27日(月) 12:00-19:00 (最終日は-17:00) 終了しました
※期間中の水曜・日曜・祝日は休廊いたします。
場所
GALLERY TAGA2
オープニングパーティー
7月2日(木)18:00-20:00
お問い合わせ
info@gallerytaga2.com  田賀